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私の読書感想メモ
山本有三 「ウミヒコ ヤマヒコ」 「こぶ」 「真実一路」 「路傍の石」
路傍の石 偕成社 (2002-05出版) 裁判にかまけて家をかえりみない父。 針仕事で家計を支える母。 中学へはいって勉強したいという望みを絶たれ、呉服屋に奉公に出た吾一は、苛酷な現実に歯をくいしばる。 古いものと新しいものとが混沌としていた明治という時代に、夢を追いつづけて生きる少年の心の成長をえがく。 小学上級から。 |
日本の劇作家・作家。本名、山本勇造。1887年(明治20年)呉服商の子として現在の栃木市に生まれる。 15歳で東京に奉公に出されるが翌年に生家に逃げ帰る。 第一高等学校、東京帝国大学独文科卒業後、1920年戯曲「生命の冠」でデビューした。 大正末期から小説も手がけ始め、『波』で名声を得た。 その後も『女の一生』『真実一路』『路傍の石』などの名作を生んだ。 戦後は憲法の口語化や当用漢字の制定に携わり、1947年から1953年には参議院議員を務めた。 1965年文化勲章受賞。 山本有三の作品は人道主義・理想主義の観点から社会を捕らえ、、いかに生きるべきかを追求している。 |
「こぶ」 の中には「辛抱する木に金がなる」 路傍の石 には「艱難、汝を玉にす」 「人間はな、人生というトイシで、ゴシゴシこすられなくちゃ、光ようにはならないんだ」 |
「ウミヒコ ヤマヒコ」 素直になれない弟を厳しく優しく諭す兄とそれに応える弟の姿を描く『ウミヒコヤマヒコ』。 |
真実一路 母は生きているのではないか―少年義夫は、厳格な父に対して疑いをつのらせる。一方、出生の秘密を知った姉・しず子は…。心の真実を描き、いかに生きるべきかを問う不朽の名作。 誠実な父は、死を前に、自分に忠実に生きなかったことを悔やみ、自分をいつわらない母は、破滅の道を進む。一人ひとりのひたむきな人生を通して、“真実の路”を描いた著者の代表作を完全収録 |