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私の読書感想メモ

湯本 香樹実【著】 ポプラの秋
新潮社 (1997-07-01出版)
夫を失ったばかりで虚ろな母と、もうじき7歳の私。
二人は夏の昼下がり、ポプラの木に招き寄せられるように、あるアパートに引っ越した。
不気味で近寄り難い大家のおばあさんは、ふと私に奇妙な話を持ちかけた―。
18年後の秋、お葬式に向かう私の胸に、約束を守ってくれたおばあさんや隣人たちとの歳月が鮮やかに甦る。
世界で高い評価を得た『夏の庭』の著者が贈る文庫書下ろし。
「一日、一日をだい−じに、好きなようにいきなさいよ」

湯本香樹実[ユモトカズミ]
1959年東京生まれ。東京音楽大学作曲科卒。オペラの台本を書いたことから、テレビ・ラジオの脚本家となる。児童文学の第一作「夏の庭The Friends」は、日本で各新人賞を受賞し、映画化・舞台化されたほか、十数カ国で翻訳出版され、アメリカでも三つの賞を受賞した

夏の庭―The Friends

徳間書店 (2001-05-31出版)

おばあさんのお葬式から帰った山下が言った。
「死んだ人って、重たそうだった」すると河辺が身を乗り出した。
「オレたちも、死んだ人が見たい!」ぼくたち三人は、「もうじき死ぬんじゃないか」と噂されている、ひとり暮らしのおじいさんを見張りはじめた。
だけど、見られていることに気づいたおじいさんは、だんだん元気になって、家や庭の手入れを始めた。
やがておじいさんと口をきくようになったぼくたちは、その夏、さまざまなことを知った…。
十二歳の少年たちの忘れがたい夏を描き、世界の十数カ国で話題を呼んだ作品。
児童文学者協会新人賞、児童文芸新人賞、ボストン・グローブ=ホーン・ブック賞、ミルドレッド・バチェルダー賞等受賞。
小学校中・高学年から。