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私の読書感想メモ

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ著 若きウェルテルの悩み(1774}

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ( 1749年8月28日 - 1832年3月22日)はドイツの詩人、
フランクフルト・アム・マインに生まれる.母はフランクフルト市長の娘

1775年にヴァイマル公カール・アウグストに招かれてその宮廷に仕え,政務を担当する廷臣となる.
また,同時に解剖や地質,とりわけ光学などの研究も行い,顎間骨の発見や色彩論などは著名.
劇作家、小説家、科学者、哲学者、政治家。特に文学において優れた作品を多く残し、
シュトゥルム・ウント・ドラングとヴァイマル古典主義を代表する作家の一人となった。
自然科学研究家,ヴァイマール公国枢密顧問官・政務長官(1749-1832).

フランス革命に際しては2度の対仏戦争に従軍した.
シラーとともに,ドイツ古典主義時代を築いたとされる.

ゲーテは恋愛遍歴で知られるが、ながく結婚しなかった。
しかし1806年に愛人であり子供もいたクリスティアーネ・ヴルピウスと結婚した。
そのきっかけとなったのが、ナポレオン軍の侵攻だった。
イェーナでの戦いに勝利したナポレオン軍がヴァイマルにまで迫ってきた時、兵士達がゲーテの家へ踏み込むという事態になった。
その際、兵士の前に立ちはだかり、身を挺してゲーテをかばったのが、このクリスティアーネであった。
ゲーテはこの献身的な愛に心打たれ、ついに彼女と結婚したというわけである。
しかし、「既婚」という身の上がゲーテの恋心に歯止めをかけることはなかった。
1807年にはクリスティアーネ・ヘルツリープという18歳の娘に恋をしている。

若きウェルテルの悩み
新しく引っ越してきた小さな町で出会った女性ロッテに恋をした主人公。
しかし、彼女は婚約していた。それでも良き友人として接してくれる彼女。
叶わぬ恋に主人公が絶望し、ピストル自殺するまでを描く。ゲーテの名を世間に知らしめた出世作であり、
ドイツにおけるシュトルム・ウント・ドラング(疾風怒濤)時代の代表作の1つでもある。1774年刊。
ゲーテ自身の恋愛体験と、ゲーテの友人が失恋を理由に自殺したのをきっかけに執筆された。

刊行されると、その内容に影響を受けて、ヨーロッパで自殺者が増加。社会問題化した。
この事件から後に、カリスマの自殺による自殺連鎖をウェルテル効果と名づけられる。
なお、ヒロインであるロッテ(正式名シャルロッテの短縮愛称形)は、有名菓子メーカーの名に用いられている。
ナポレオンの愛読書としても知られる。