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私の読書感想メモ

吉永 みち子【著】 老婆は一日にしてならず
東京書籍 (2002-06-23出版)


とりあえず、やっぱり自助努力が不可欠な日本の高齢社会で寿命の長い女が生きていくためには何が必要か―。
団塊世代が50歳を迎えて考えた。
笑えて泣ける書下ろしエッセイ。

老いの姿が見えてきた―究極の明るさにつなげる
ちょっとだけプレイバック―歩きつづける自分でいたい
引きこもり老人防止法―ひとりで外出したい
安心の住まいを求めて―終身安心したい
老婆のための財政構造改革―自分のために使おう
こんな暮らし方もある―自分でデザインしよう
老いと死をみつめて―これでひと安心
吉永みち子[ヨシナガミチコ]
1950年、埼玉県生まれ。東京外国語大学インドネシア語学科卒。
競馬専門紙「勝馬」の記者、夕刊紙「日刊ゲンダイ」の記者を経て作家に。
85年『気がつけば騎手の女房』で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
テレビ番組のコメンテーターや郵政審議会、地方分権改革推進会議など多方面で活躍
背筋−全筋肉の元締め
最後は一人の心構え
孤独に耐えて、なお静に老いの時を過ごせるには、相当の強さが必要になるはずだ。
老婆の平安は一日にして得られるものではない。
本格的な老婆時代の突入するまでにまだ少しの猶予がある。
今は唇をかみ、震えながらしか言えないことを、一点の曇りもない笑顔で言えるように
なるために、当分は修行の日を続けるしかない。