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私の読書感想メモ

山中毅著  からだを作り直す山中毅の水中運動


高齢のかたも、リハビリ中でも、泳げなくても、水に顔をつけずできる。
往年の名スイマーが、みずからの糖尿病を克服しようと編み出した、驚異の運動

ヤマナカツヨシ]
1939年、石川県輪島市生まれ。1958年から水泳自由形で数々の世界記録を樹立。
メルボルンオリンピック・ローマオリンピックでは銀メダルに輝く。。
これからの中高年の健康づくりに役立たせる独自の運動プログラムを編み出した。
現在、NPO法人RIESE(リーゼ)を通じ、東京都内を中心に普及活動をしている

あるとき、オーストラリアでは“高齢者やリハビリが必要な人でもできる水中運動
プログラムがある”という話題になりました。オーストラリアでは泳ぐだけでなく、
高齢者向けの水中運動プログラムが発達しています。
誰でも無理無く有酸素運動(エネルギーを筋肉細胞に効率よくとりこむ運動)ができる水中運動でした。
オーストラリアの文献をジョン・コンラッズやマレー・ローズに紹介してもらい、バリエーションを模索していきました。こうして日本人向けにアレンジしたのが「山中式水中運動」なのです。

■□山中毅の水中運動とは□■
現代日本は、一億総運動不足です。わたしたちはそれでいいとは思っていません。
運動不足が心身に良くないことを知っています。
肩こり・腰痛・関節の痛み・全身の倦怠・高血圧・高コレステロール・
太りすぎ……からだの多くの不快な症状は運動不足が原因だと、うすうす気づいています。
 しかし、運動不足を解消するために必要なのは、「運動」であって「スポーツ」ではありません。
スポーツは同一の動きを伴う筋肉運動のため、そのスポーツに使わない筋肉は落ちていきます。
特定の筋肉運動だけを行なわず、ひとりの人間としてトータルに健康になる運動、
それだけが水の力を利用した「山中毅の水中運動」なのです。
 山中毅は、自身の糖尿病との闘いから、60歳になってあらためて健康への想いをつのらせました。
そして、今までつちかってきた経験と、アメリカやオーストラリアで行なっている「ハイドロトレーニング」と
「運動生理学」を融合させ、日本人に適した運動理論とプログラムをあみだしました。これが「山中式水中運動」です。
いつからでも、何歳からでも始められ、外を歩いたり、体操するよりも身体の負担と疲労感が少なく
、短時間でも大きな効果が得られます。