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私の読書感想メモ
谷沢永一 他人(ひと)に好かれる人ほめられる人―勇気、志、信念を貫いた50人
日本人は、こんなに素晴らしかったのか!世のため、人のために生きるとは、 こんなに美しかったのか!今、蘇るほんものの日本人の力量。 谷沢永一[タニザワエイイチ] 関西大学名誉教授。文学博士。昭和4年大阪市生まれ。昭和32年関西大学大学院博士課程終了。 関西大学文学部教授を経て、平成3年退職。サントリー学芸賞。 大阪市民表彰文化功労、大阪文化賞。専攻は日本近代文学、書誌学。社会評論でも活躍 |
高杉晋作 | 革命に成功して権力を放棄した世界の奇跡 奇兵隊−両刀をさした軍隊ではなく志、有志の集まりである。 司馬遼太郎はいう「晋作ほど機略縦横の男も少ないが、これほど権力に淡白な男は絶無」 歴史に刻まれた日本の誇り |
司馬遼太郎 | 義理を奉仕で返した美しい心づかい、気遣い 世の中に義理ちゅうもんあるやろ−「講演きらいやねん。だけど世の中に義理ちゅうもんあるやろ。講演ちゅうもんでオカネ貰うわけにはいかんぜ」 司馬さんの数多い講演のすべては無償のものであったのだ。然るに司馬さんは”義理”の一言に要約する。 幾らカネを積んでもきてはくれないがもし応諾されたら最高の謝礼をしなければならない方が 二人あると言われていた。 司馬さんと長嶋茂雄である。 |
司馬遼太郎
平成八年二月、急逝した戦後国民文学の旗手・司馬遼太郎。彼は日本人に何を伝え、 何を訴え続けたのか。 哀悼をこめて綴る力作評論集。 司馬遼太郎さんが亡くなったとき。司馬さんが軒並みの新聞に追悼文、言葉を並べていたように。あらゆる追悼を谷沢さんは憑かれたように始めます。 霊前にささげる言葉の花束を、一般の方々に触れる機会があるようにと、 その時に手にする限りの花でうめつくしてゆく花職人のようです。 インタビューに答えて「私は司馬作品が好きで好きでたまらんかった。 この世の古今東西の物書きのうちで、最高に好きだった。惚れて惚れぬいて・・・・」 表紙カバーの花の黄色もこぼれるばかりです。 |
司馬が書く−女性像とは? |
女性の何よりの魅力は「賢さ」でそれが一番よくかかれているのは山内一豊の千代。 女性の賢さとは、絶対に賢さを表に出さない。 ・ス−ッと大きくなったような純粋な女性。例えば高杉晋作や河合継之助の妻。 おっとりしていて、接するだけで男は気持ちが和やかになってきて救われた気分になる。 ・この二つの共通点は、どちらも男を活かす女・それに可愛げのある女性 ・男を相手に何をするかわからぬような女は絶対に出てこない。 |
動脈硬化がどんどん進んでいって、吐血したので主治医が胃潰瘍と診断した。 あまりにもひどいので国立大阪病院に救急車で運び込んだ。 そのときの宿直担当医が耳鼻咽喉科で、本職がきても動脈瘤とわかるまで時間がかかった。 ・あなたの代表作は?と聞かれて「燃えよ剣」「空海の風景」 |