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私の読書感想メモ

デイヴ・ペルザー著  “It(それ)”と呼ばれた子”


“It”(それ)と呼ばれた子 幼年期
[原書名:A Child Called “It”〈Pelzer, Dave〉 ]
(2002-09-20出版)

「なぜ、ぼくだけがこんな目に?」―母親に名前さえ呼んでもらえない。
“That Boy(あの子)”から、ついには“It(それ)”と呼ばれるようになる。
食べ物も与えられず、奴隷のように働かされる。
身の回りの世話はおろか、暴力をふるわれ、命の危険にさらされ、かばってくれた父親も姿を消してしまう―児童虐待の体験者がその記憶をたどることは、きわめて苦痛と困難をともなうものだ。



「That Boy(あの子)」になり、それが「It(それ)」にまでなってしまいます。
“It”(それ)と呼ばれた子―少年期ロストボーイ

ガスコンロで焼かれる。塩酸入り洗剤で掃除をさせられる。赤ん坊の汚物を食べさせられる。児童虐待を生き抜いた著書がはじめて明かした、壮絶な日々の記録
「なぜ、ぼくだけがこんな目に?」―――母親に名前さえ呼んでもらえない。“That Boy(あの子)”から、ついには“It(それ)”と呼ばれるようになる。
食べ物も与えられず、奴隷のように働かされる。身の回りの世話はおろか、
暴力をふるわれ、命の危険にさらされ、かばってくれた父親も
姿を消してしまう

「ぼくには、どこにも居場所がない」―すさまじい虐待から逃れ、ようやく子どもらしくのびのび暮らせると思えた里子としての暮らし。
しかし、そこでも数々の試練が彼を待ち受けていた。
母親から離れてもなお恐怖にさいなまれ、それでも母親に愛されたいという思いに心を揺さぶられる日々。
学校や少年院でのつらい出来事や世間の偏見の目にさらされながら、それでも希望を捨てずに自分の生き方を探しつづける。
12歳のとき、とうとうぼくは救われた。ぼくは、フォスターチャイルド
(里子)として生活することになり、その後ホームを転々とした。里子とい
うだけで、「人間のくず」みたいに言われたこともあった。
 ある時ぼくは、友達に裏切られ、放火の犯人にさせられ施設に送られた。
そしてそれを口実に、母さんはぼくを精神病院送りにしようとした。
 「あの家」を離れたいのに、ぼくはどうしても母さんから逃れることがで
きない・・・・・。―
カリフォルニア州史上最悪と言われた児童虐待の体験者が
児童虐待の体験者がその記憶をたどることは、きわめて苦痛と困難をともなうのだ。本書は、米国カリフォルニア州史上最悪といわれた虐待を生き抜いた著者が、幼児期のトラウマを乗り越えて自らつづった、貴重な真実の記録である。
ペルザー,デイヴ[ペルザー,デイヴ][Pelzer,Dave]
カリフォルニア州デイリーシティに生まれる。州史上最悪といわれた児童虐待を生きのび、その後、米空軍に入隊。一方で、自らの経験を活かして、カリフォルニア州各地の教護院および青年援助プログラムで活動を続ける。児童虐待にたいする一般の認識の向上およびその防止に力を注いだとして、米国内で高い評価を得ている

“It”(それ)から”Dave(人)”へ



“It”(それ)と呼ばれた子―完結編さよなら“It”

幼い時から実母による虐待を受け続けたのち、里子として偏見と差別のなかで成長し、やがて18歳で空軍に入隊したデイヴ。
かつてはヒーローだった父親が哀しい死を遂げ、はじめて愛した女性との結婚生活もまた悲劇に終わる―。
それでも、最愛の息子スティーヴンとのふれあいを通じて、癒されてゆく。
そして、ついに母親との再会を果たすことを決意。
待体験者による魂の記録、ついに完結「母さんを、ぼくは許せるだろうか?」
幼い時から実母による虐待を受け続けたのち、里子として偏見と差別のなかで成長し、やがて18歳で空軍に入隊したデイヴ。

デイヴは問題のある環境で育った子供達のためにボランティアで講演をする。
そういう生活の中で8年のパッツイとの離婚。
「誰も信じられない」
“It”(それ)と呼ばれた子の出版を通してのマ−シャとの出会い
それでも、最愛の息子スティーヴンとのふれあいを通じて、癒されてゆく。
そして、ついに母親との再会を果たすことを決意。
憎しみと許しのはざまで苦悩しつつも、人生最大の問いかけ
「なぜ、ぼくを虐待したのか?」と尋ねるために……
デイビッドは祖母と話せば話すほど自分の母と祖母が似ていることに気づいた。母もまた祖母によって虐待されていたのだった・・・。
「じゃあ覚えておいて」母が叫んだ
「かっては私も・・私も我子を愛していたのよ」

壮絶な虐待の体験者が、トラウマを乗り越え
、人間として生まれ変わるまでの魂の軌跡。

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