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私の読書感想メモ

田辺 聖子【著】 ゆめはるか吉屋信子―秋灯(あきともし)机の上の幾山河

朝日新聞社 (2002-05-01出版)

文壇ペン部隊で見た戦争の実態、宇野千代、林芙美子ら女流作家との交流、そして別れ。
半世紀をこえる長い文学経歴を経て到達した小説世界には、明るい無常感が吹き渡る。
小説の神様に愛された作家、吉屋信子の生涯とそこに集う女性作家たちの軌跡を描く、近代女流文学史。

嵐の薔薇
戦塵
冬木立
春昼
面影つかのま
年の湯の湯気に消えゆく月日かな

田辺聖子[タナベセイコ]
1928年、大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒。63年、『感傷旅行(センチメンタル・ジャーニィ)』で第五十回芥川賞を受賞、88年、『花衣ぬぐやまつわる…わが愛の杉田久女』で女流文学賞を、
93年、『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞を受賞。94年、菊池寛賞を、95年、紫綬褒章を受ける。
98年、『道頓堀の雨に別れて以来なり』で泉鏡花文学賞と読売文学賞を受賞。
2000年、文化功労者に顕彰される

一葉の恋
世界文化社 (2004-06-10出版)

みな様がいてくれたから…。
“万感の想い”をこめて綴る私が好きな人、愛した人々。
こころ響きあう“愛”の記憶31篇。

一茶とお菊の夫婦愛
一葉の恋
虚無のつぶやき―一葉『十三夜』
与謝野晶子を想う
杉田久女二題
『水府泡幻』を終えて
吉屋信子さん
吉屋信子『花物語』
秋桜子に魅せられて
いつも新鮮、いまも永遠―中原淳一の絵〔ほか〕
みな様がいてくれたから・・・・・・。「万感の想い」をこめて田辺聖子が綴る、私の好きな人、愛した人々。