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私の読書感想メモ

俵萌子 こどもの世話にならずに死ぬ方法

自分はあんな思いをこどもにさせたくない。
母親の闘病に直面したことから老後の自立を考え、
約百ヶ所の施設を五年にわたり取材した書き下ろし

私が乳がん(右胸)の手術を受けたのは1996年。「パジェトイド」というタイプの乳首のがんで、リンパ筋に1つ転移していました。
術後8年たった今でも、再発の恐怖、ありますよ。でも、今のところは大変、健康。(2005.05.10掲載)

 ところが、それから2年後に私は、がんより手強い病気に遭遇
マイカーで関越自動車道を走行中、意識を失ってガードレールに激突。肋骨7本と右上腕部骨折。
骨盤にヒビが入るという大ケガを負って4カ月半の入院生活を余儀なくされました。
恐らく、一過性の脳梗塞に陥ったんやと思う。救急車に乗せられるまで全く意識がありませんでしたから。 
 そしたらその後、事故への恐怖心から「PTSD(心的外傷後ストレス障害)」を発症。
完全なうつ状態になってしまったわけ。
睡眠障害で3時間以上持続して眠れず、朝が起きれない。
 あと、自殺願望。「窓から飛び降りたい」「あれにぶら下がったら楽やろな…」って。毎日死ぬことばかり考えてた。
入院中、痛くて眠れないから医者に相談すると、すぐ睡眠薬をよこすわけ。
その方が儲かるから。だからみんな、退院する時は立派な睡眠薬中毒になってるわけよ。
 それで私は思い切って睡眠薬をやめたんです。
そしたら徐々に長く眠れるようになって、5時間ぐらい持続して眠れるようになるまでに2年かかった

・母さん、堂々とやんで下さい。動けなくなったらどうしょう。人間の魅力が減っていく日
限られた資産の中で自分の美意識に合うラストステ−ジを生きたいと思ったら
「元気な第三者の助っ人」を依頼しておいた方が良い。