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私の読書感想メモ

谷川俊太郎の33の質問

谷川俊太郎が、友人や初対面の著名人に、33の質問をするインタビュー形式になっています。
全員に同じ質問をします。インタビューは、1作目で1975年頃、続編は1985年頃のものです。
1作目と続編で約10年空いていますが、時代の変化や谷川氏自身の変化とは関係なく、
あえて全く同じ質問です。
それだけ質の高い質問ということなのでしょう。
(1)金、銀、鉄、アルミニウムのうち、もっとも好きなのは何ですか?
(2)自信をもって扱える道具をひとつあげてください。
(3)女の顔と乳房のどちらに強くエロチシズムを感じますか?
(4)アイウエオといろはのどちらが好きですか?
(5)いま一番自分に問うてみたい問いは何ですか?
(6)酔い覚めの水以上に美味な水を飲んだことはありますか?
(7)前世があるとしたら、自分は何だったと思いますか?
(8)草原、砂漠、岬、広場、洞窟、河岸、海辺、森、氷河、沼、村はずれ、島、
----どこが一番落ち着きそうですか?
(9)白という言葉からの連想をいくつか話してくださいませんか?
(10)好きな匂いを1つ2つあげてください。
(11)もし出来たら、「やさしさ」を定義してください。
(12)一日が二十五時間だったら、余った一時間を何に使いますか?
(13)現在の仕事以外に、以下の仕事のうちどれがもっとも自分に向いていると思いますか?
指揮者、バーテンダー、表具師、テニスコーチ、殺し屋、乞食。
(14)どんな状況の下で、もっとも強い恐怖を味わうとお思いますか?
(15)なぜ結婚したのですか?
(16)嫌いな諺をひとつあげてください。
(17)あなたにとって理想的な朝の様子を描写してみてください。
(18)1脚の椅子があります。どんな椅子を想像しますか?
形、材質、色、置かれた場所など。
(19)目的地を定めずに旅に出るとしたら、東西南北、どちらの方角に向かいそうですか?
(20)子供の頃から今までずっと身近に持っているものがあったらあげてください。
(21)素足で歩くとしたら、以下のどの上がもっとも快いと思いますか?
大理石、牧草地、毛皮、木の床、ぬかるみ、畳、砂浜。
(22)あなたが一番犯しそうな罪は?
(23)もし人を殺すとしたら、どんな手段を選びますか?
(24)ヌーディストについてどう思いますか?
(25)理想の献立の一例をあげてください。
(26)大地震です!まず何を持ち出しますか?
(27)宇宙人から<アダマペ プサルネ ヨリカ>と問い掛けられました。何と答えますか?
(28)人間は宇宙空間へ出てゆくべきだと考えますか?
(29)あなたの人生における最初の記憶について述べてください。
(30)何のために、あるいは誰のためになら死ねますか?
(31)最も深い感謝の念を、どういう形で表現しますか?
(32)好きな笑い話をひとつ、披露してくださいませんか?
(33)何故これらの質問に答えたのですか?

目で見るものと心で見るもの
草思社 (1999-06-04出版)
谷川 俊太郎・三田 誠広・池田 晶子【ほか著】



人は視覚だけに頼ってものを見ているわけではない。
住み慣れた街であっても、歩き方しだいで旅にもできるのは、人が視覚だけではなく想像力を使って自らの視点を拡大したり縮小したりできるからである。
そろそろ私たちは、すっかり萎えてしまった想像力をもう一度鍛えなおす必要がありそうだ。
目に見える便利さや快適さの陰に隠れて見えなくなってしまって心の目でしか見ることのできない真に価値あるものに光をあててみようと思う。
本書は「便利なもの、不便なもの」「見えるもの、見えないもの」「快適なもの、不快なもの」「似ているもの、似ていないもの」「大きいもの、小さいもの」「変わるもの、変わらないもの」をとりあげ、それぞれをテーマに、気鋭の学者・作家・文化人三十人がエッセイと対談で、今という時代と私たちの足下を見つめ直した楽しい読みものである。

1 便利なもの、不便なもの
2 見えるもの、見えないもの
3 快適なもの、不快なもの
4 似ているもの、似ていないもの
5 大きいもの、小さいもの
6 変わるもの、変わらないもの
目に見える便利さや快適さを求めても得られない真に価値あるものとは。
管理人メモ
杉浦康平×杉浦日向子「百物語」
「誰そ彼」−人の見分けができなくなる時間−気配、
昔の人は人間であるよりも百花繚乱・花盛りの木でありたいと思っていた。
インドの「話す木」
アレキサンダ−大王がペルシアからインドへと攻め入ろうとしたときに、路傍にいた話す木が
ザワザワとざわめいて「あなたはもうじき死ぬだろう」と予言した。

すこやかにおだやかにしなやかに
佼成出版社 (2006-01-30出版)

こころの色
影と海
愛が消える
たったいま
ことばのとおりに
からだはいれもの
すこやかに
たゆまずに
おだやかに
いのちの輪
自分をはぐくむ
もっと向こうへと

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