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私の読書感想メモ

童門 冬二著 歴史探訪を愉しむ


さあ、旅に出よう! 北は北海道から南は沖縄まで、
全国各地の歴史ドラマを掘り起こす人気作家の紀行エッセイ。
「自分なりに歴史を楽しみ」、「地方が持っている歴史の輝き」を発見するための手引き。

童門冬二[ドウモンフユジ]
1927年東京都生まれ。東京都職員として広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任後、退職。作家活動に入る。歴史上の人物や事件をテーマにした小説、評論等で活躍。第43回芥川賞候補。1990年春の叙勲で勲三等瑞宝章に
著者紹介

愛知県犬山市
奥ゆかしさの美風が
漂う城下町
尾張徳川は義直は名古屋城に住んだ−「蓬左(ほうさ)城」というようになった。
蓬左とは中国の、東の海の島に蓬左山がある。
そこにある薬草を飲むと人間は不老不死になる。
秦の始皇帝は除福を派遣して薬草を探させている。
義直は「民が、日々幸せに暮らせるような政治を行いたい」と考えた
付家老の職務を全うした成瀬家
成瀬正成が拠点としたのが犬山城−現在成瀬の子孫が所有しており、
国宝に指定されている。
個人の所有する城で国宝になっているのはここしかない。
鵜飼いが有名だが「生き物を殺すのはやめよう」ということでやめた。
生活に困った鵜飼いたちは長良川に移動した。
成瀬は付家老として260年間の長きにわたって忠実に守った。

歴史に学ぶ人間学

潮出版社 (2002-10-05出版)
織田信長、宮本武蔵、近藤勇、坂本龍馬等々、歴史上の人物を現代的視点で見直し新たな時代のリーダー論、組織論を提示。

第1章 乱世を生き抜く(織田信長―同時代人のニーズを実現する;豊臣秀吉―人の名前を忘れない人間愛 ほか)
第2章 盤石な礎を築く(徳川家康―長期政権をもたらした「船底の論理」;徳川秀忠―いい上役は後ろ姿で語る ほか)
第3章 改革者の心構え(徳川吉宗―したたかな改革者;大岡忠相―町づくりの底に「心づくり」 ほか)
第4章 新時代をつくる精神(吉田松陰―災いを福と変える「人間信者」;高杉晋作―遠くを凝視していた詩人 ほか)

石田三成ー「主人から頂いた給与はすべてご主人さまのために使う。
自分のための材は残さない。
徳川家康ー源頼朝を尊敬していた。「武士が京都で生活するようになると必ず堕落する」
源頼朝ー決して京都に近寄らない

時代を変えた女たち  潮出版社 (2004-07-05出版)
彼女たちは平和を願い、強く生きた。

第1章 古代―日本の曙に輝く(卑弥呼―古代日本の太陽;法均尼―国を救った愛国姉弟 ほか)
第2章 鎌倉・室町時代―武士と生きる(平時子―最後まで帝を守る;北条政子―尼将軍は夫婦別姓の祖 ほか)
第3章 戦国時代―「戦争」と闘う(お市の方―逆境に負けない;おね―天下一のおかか様 ほか)
第4章 江戸時代―「平和」を築く(阿茶局―和平交渉の全権大使;春日局―大奥と女性の政治参加 ほか)