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私の読書感想メモ

篠田 桃紅(しのだとうこう) (著) 桃紅―私というひとり





内容(「BOOK」データベースより)
墨に親しみ、墨になじみ、墨をたよりにし、墨に誘われ、操られ、
惑わされ、裏切られ、また墨に救われているうちに私は老いた。
だが、まだ墨とのつき合いは終わらない。
待望の自伝的エッセイ集成。

内容(「MARC」データベースより)
水墨という東洋的な手法を生かした造形表現で世界に影響を与え続ける稀有の芸術家、篠田桃紅。彼女の作品の背景とともに綴る、自伝的、個人史的、エッセイ集。

篠田桃紅:
1913年旧満州(現中国東北部)生まれ。91歳。東京府立第八高女卒。56年初渡米。代表作に「増上寺本堂ロビー壁画」など。随筆にも定評、79年「墨いろ」で日本エッセイストクラブ賞受賞。
既成の書の形にとらわれない墨による新たなかたちを描く。

岐阜県の関市に篠田桃紅美術空間というミュージアムがあり、篠田桃紅の作品を見ることができる。
篠田桃紅(しのだとうこう)

墨色何色も使っているのだ。
ゆかりのお人 篠田芥津(しのだかいしん)−明治天皇の依嘱をうけて御印を刻した。
奇行が多かった。
杉田三郊(杉田令吉)−蔵書への愛着から疎開をしないで3月10日の空襲で亡くなった。
谷川徹三−仕上げた明治座の緞帳(どんちょう)を見て頂いた。
鍛錬と洗練の極みのような風貌
戸塚文子−人も知る大旅行家
草野心平−「あなたの新しい作はといいうものも中国にある」
岡田謙三−「あなたの作るものはいいですか?」
会津八一−絶好状をもらってお詫びをしないうちに亡くなった。
「以後ご交際はご無用に願いあげ候」
三好達治−秋ふかし 柱にとまる 胡蝶かな(いただいた)・蕪村の秋の句には動物がいっぱい出てくる