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私の読書感想メモ

斎藤 薫  死ぬまでにしたい10のこと




死ぬまでにしたい10のこと(My Life Without Me)

余命2か月と宣告されたら、あの人はなにをするんだろう?
もしも、ある日突然、「あなたの命はあと○か月」という宣告を受けたとしたら……?
そして、死ぬまでにする「10のこと」を決めるとしたら……?
ペドロ・アルモドバル監督総指揮『死ぬまでにしたい10のこと』にインスパイアされた、
斎藤薫、角田光代、MAYA MAXX、横森理香、倉田真由美、八塩圭子、
酒井順子、しまおまほ、谷村志穂、室井佑月の、10名の女性著名人による
「死ぬまでにしたい10のことは」とは……
命の期限がわかったとき、あの人はなにを思い、なにを考え、そして、
残された時間のなかでなにをしたいと思うのだろう。

(2003-10-15出版)
斎藤 薫さんのプロフィール
TBSラジオ&コミュニケーションズ編成局長。1977年TBS入社後、テレビ、ラジオの音楽、バラエティー番組の制作を経て、ラジオ編成へ。
主な担当番組 「ザ・ベストテン」「王様のブランチ」「日本レコード大賞」など
23歳のアンは、大学の清掃作業の仕事をし、失業中の夫ドン(スコット・スピードマン)と2人の娘の暮らしを支える。
ホテルの厨房で働く母親(デボラ・ハリー)は、人生を楽しむことをあきらめてしまっているし、
父親(アルフレッド・モリーナ)はもう10年も刑務所にいる。
母親の家の裏庭にあるトレーラーハウスで失業中の夫と幼い2人の娘と暮らし、
時間に追われる忙しい毎日を送っていた。だがある日、彼女は突然腹痛に襲われて病院に運ばれる。
そして検査の結果、医師から余命2ヵ月の宣告を受ける。
若さのせいでガンの進行が早く、すでに全身に転移してしまっていた。
診察を担当したトンプソン医師(ジュリアン・リチングズ)がアンに告げた検査結果は、
「余命2,3ヶ月」という残酷なものだった。
若さのせいで癌の進行が早く、もう手遅れだと言われたアンは、言葉をなくす。
病院から戻ったアンは、家族に「だたの貧血だった」と嘘をつく。
2つの卵巣に腫瘍ができていて胃に転移して 肝臓にも広がっていた
アンはこのことを誰にも打ち明けないと決意し、ノートに死ぬまでにしたいことを書き出していった。
それはちょうど10項目になった。そしてその日から、彼女はその秘密のリストを一つずつ実行していくのだった。
夫以外の人とつきあうことを決め、実際に偶然知り合った男性と恋に落ちていき、苦しむ。
その様子は、母親や妻であると同時に、死ぬ前に一人の女性として生きていたいと願う女性の本音をリアルに描いている。

もし、自分の人生があと2ヶ月で終わるとしたら、人はそれまでに何をしたいと思うのだろうか?
あなたの「死ぬまでにしたい10のこと」はなんですか?