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私の読書感想メモ

下村 湖人【著】 次郎物語
講談社 (1989-06-10出版)
乳母のお浜の愛につつまれて、のびのびと育った次郎は、5さいのある日、生家につれもどされた。
が、口やかましい母になじめず、他の兄弟と分けへだてするおばあさんをにくんだ。
そんな次郎にとっての救いは、週一度、町から帰ってくる父のやさしさだった…。
愛に飢え、悩みながら成長する次郎の姿を描いた不朽の名作「次郎物語」。
少年少女のために著者が書きなおした、あなたのための必読書。

少年次郎の魂の成長を描く、不朽の名作。 乳母のお浜にかわいがられて育った次郎は実家にもどっても家族になじめず、毎週土曜日、
町から帰ってくる父を待ちわびるのだった。多感な次郎の魂の成長を描く。   小学上級から
大好きなお浜と別れて1年ほど後おじいさんが死に、生家は没落。
一家は町へ引っこして、次郎だけ母の実家の正木へ残った。
正木のおじいさんもおばあさんもやさしく、次郎を分けへだてする者は、だれもいなかった。
次郎が6年生の夏、病気の母が自宅療養のため帰ってきた。
だが、その幸せも、つかのま…。
幼年期から少年期にかけての次郎の成長をみごとに描いた、少年少女のための読みのがせない名作。

運命に立ち向かい自分と戦い、成長する次郎お浜との別離の悲しみに耐え、家族とも別れて母の実家の正木家から小学校に通う次郎。
そんな正木家に病気の母が身をよせ、次郎が看病するようになったが……。   小学上級から

明治17年(1884年)10月3日、佐賀県。生まれて間もなく里子(よその家に預けられる)に出され、4才で実家(生まれた家)に戻る
10才の時、母親が死亡。東京大学。大学卒業後、佐賀に戻り、県内の中学校や台湾の中学校、高等学校の先生を20年間務めました。
52才の時「次郎物語」を52歳から亡くなる70歳まで書き続けた、5部構成の長編小説だ。
全編を貫く主人公・本田次郎は湖人自身がモデルであり、半自伝的小説といわれている。
70才で亡くなりました。
作者のコメント
どんな健全な人間をでも、一見変質者らしく振舞わせる二つの大きな原因があるが
その一つは食物の飢餓であり
もう一つは愛の飢餓である。