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私の読書感想メモ

杉田 昭栄 (著) カラスとかしこく付き合う法

書籍内容
独特の行動パターンが理解できれば、人はカラスをペットにもできる!?解剖学を専門とする著者が、
カラスの神経や脳の働きなどをわかりやすく紹介しながら、カラスと人の共生の方法を提案する本。
襲われないための方法やゴミ問題への処方箋から、カラスは人の顔をどのくらい記憶できるか、
カラスは「言葉」を持っているか等、カラスについての興味深いトピックス満載の一冊。
目次
第1章 カラスに弱点はあるか(カラス撃退法、とはいうものの
眼の良さを逆手にとる方法 ほか)
第2章 カラスをハダカにする(驚異の学習能力
カラスは三角や四角とマルの区別ができるのか ほか)
第3章 ヒトはカラスをどう見てきたか(カラスに関する世界の伝承
『旧約聖書』のなかのカラス ほか)
第4章 カラスとかしこく付き合おう(なぜカラスがこんなに身近な存在になったのか
カラスも役に立っている ほか)

杉田昭栄さ−宇都宮大学農学部 生物生産科学科動物生産学講座 教授
記憶をつかさどる部位が大きく発達する反面、においを感じる部位が未発達のカラス
脳が大きい
カラスは視覚が非常に優れているため、透明や白い半透明の袋の中にあるものは、
電線や木立などの遠くからでも見通してしまう

ハシブトガラスの鳴き声は、「威嚇」「求愛」などを示す41種類。
豊富な「語彙(ごい)」を可能にしている秘密は、カラスの「鳴管」にある。
人間の声帯にあたるが、カラスでは筋肉や神経が複雑にくっついていて、
ほかの鳥より微妙な動きができるそうだ。

ハシブトガラスは視覚に優れ、味覚も感じるため、ごみ袋の中身を確認して選んでいる場合が多い。

 カラスは森の中で遠くから木の実を探すため、黄色が人間よりも濃く見えるらしい。杉田さんが黄色い半透明のごみ袋で実験したところ、
一般のごみ袋に比べて中身が見えにくくなったためか、攻撃に約7倍の時間がかかった。
カラスの集団は期間限定
秋から早春の繁殖期−繁殖期に向けて結婚相手を探す
一番身近にいて嫌われているし、反面怖さもあるカラス。
透明や白い半透明の袋の中にあるものは遠くから見えるということだ。