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私の読書感想メモ

笹間 良彦 絵で見て納得!時代劇のウソ・ホント
遊子館 (2004-12-17出版)



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江戸時代の既婚女性はお歯黒を染め、眉を剃っていたが、現代の時代劇ではこのような女性は登場しない。
時代劇で庶民の味方のように表現されている岡っ引きは、奉行所の役人ではなく、与力や同心が私的に雇った手先で、ほとんどが二足の草鞋を履いたやくざ者であった。
このように、映画やテレビなどの時代劇や時代小説では、当時の風俗や習慣、生活を正確に再現していないことが実に多い。
本書を読んでいただき、映画やテレビなどの時代劇を見たり、歴史小説を読めば、作者の意図も史実との違いも良くわかり、楽しさが倍増するであろう。

武士の巻(町奉行所と江戸の罪と罰;礼儀作法は武士の道;命運をわける戦場の作法;武家の常識・非常識)
庶民の巻(庶民の暮らし;庶民の遊びと旅;江戸のアウトロー)
江戸の考証学(江戸の結髪;江戸の服装;江戸の生活)
・町奉行にも武家屋敷にも表札はなかった。
・半七や銭形平次などの岡つ引きは2足のわらじをはいたやくざ者
・遠山の金さんはその場で「打ち首獄門」とは言えない。
(町奉行は忙しく午前中に江戸城にて老中ね決済をうけた)
牢屋敷を牢屋奉行が支配したが、皆嫌がったので石出帯刀(いしでたてわき)という名のものが
世襲制で勤めた。牢屋の中は身分によって区分されていた。
・男は主犯・女は従犯
江戸の治安は良かった。
自身番(木戸番)朝は六つ(午前6時・夜は四つ・午後10時)に木戸をしめた。
・家主(いえぬし)と家主(やぬし)