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私の読書感想メモ

堺屋 太一【著】 歴史の使い方
講談社 (2004-02-23出版)



本書では、よく知られている歴史上の場面を引き合いに出して、歴史の「使い方」を語った。
本能寺の変から―明智光秀と豊臣秀吉の勝負は、「総論(ビジョン)」で決まった。
 ・関ヶ原の戦いから―“偉くない人”のプロジェクト・メーキングの方法。
 ・明治維新から―社会を変える要因は、人々の「美意識」と「倫理観」。
 ・世界のグローバル化から―モンゴル帝国が教える覇権国アメリカの生き方。
 ・少子化から―史上2度あった人口減少の結果は、文明崩壊とルネッサンス。

第1章 歴史を「知る」―世界の中で日本史を知り、日本製世界史の特性を知る
第2章 歴史を「楽しむ」―歴史小説と時代小説は別物。歴史を知れば旅もテレビもおもしろい
第3章 歴史を「練る」―歴史を理論的に推定、例えば「本能寺の変」の場合
第4章 歴史を「企てる」―偉くない人が大事業のできる国=日本。「関ケ原」に学ぶ事業企画
第5章 歴史を「穿つ」―何となくそう思われていることを疑う。黒船から維新までの「神話」を解く
第6章 歴史を「合わせる」―「敗戦」からの七十三年間 明治と昭和、
小泉内閣のあとに来るのは?
第7章 歴史を「活かす」―「歴史」から「未来」を見る。アメリカは「知価時代のモンゴル」か?
堺屋太一[サカイヤタイチ]
1935年大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業とともに通産省に入る。通産省時代に日本万国博覧会を企画、開催にこぎつける。その後、沖縄海洋博や将来のエネルギー安定をめざすサンシャイン計画を推進する。1978年通産省を退官、執筆・講演活動に入る。1998年7月から2000年12月まで小渕内閣、森内閣において経済企画庁長官をつとめ、新千年紀記念行事推進室の担当大臣としてインターネット博覧会を推進する。その後、小泉内閣では内閣特別顧問
管理人メモ
日本史は地域史と民族史が一致
縄文−弥生−古墳−飛鳥−奈良−平安−鎌倉−室町−戦国−江戸−明治(近代)
1000年の間ひとつの国の首都であったのは、ローマ、パリ、イスタンブールそして京都
ローマ(永遠の都)は二千年分で見る
歴史街道
伊勢神宮−飛鳥−法隆寺-奈良−山崎−大阪城(国宝は石垣とやぐら)

団塊の世代「黄金の十年」が始まる

文藝春秋 (2005-10-30出版)
団塊がまた、時代を変える!新しい労働力、新しい市場、新しい欲求が、新しい文化を創る。

序章(的中した予測小説『団塊の世代』;官僚予測に脅えるな!)
第1章 団塊の世代は日本を変えた(新時代を拓いた団塊の世代;官僚の予測はことごとく外れた)
第2章 団塊が創った「今の日本」(「特殊戦後型日本」とは;完璧な近代工業社会を築いた三本柱;戦後日本の背後霊;知価革命いまだ成らず;歴史に学ぶ発想の転換)
第3章 団塊の「倫理と美学」を解く(団塊の世代は歴史のどこにいるのか;新しい伝統―核家族と職縁社会;団塊の世代が起こした意識改革;「不安の正体」はわが心の影)
第4章 団塊の世代がまた、「時代」を変える(団塊の世代―「定年」の経済学;団塊が創る高齢者市場;団塊の世代の財政学―財政と年金の未来;財政と年金の安定のためには;団塊の世代の家政学)

堺屋太一[サカイヤタイチ]
1935年7月13日、大阪府生まれ。60年東京大学経済学部卒業後、通商産業省(現・経済産業省)入省。
62年の通商白書で「水平分業論」を展開して注目され、70年には日本万国博覧会を手がけた。
78年同省を退官し、作家としての執筆活動に専念。
98年7月から2000年12月まで、小渕恵三内閣、森喜朗内閣で経済企画庁長官を務め、現在は早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授

人生の幸せとは何だろう
女性の幸福感−今までは一家団欒
団塊が築いた「優しさの美学」
「不安の正体」定年不安・年金依存・改革不安