私の小さな旅、トップに戻ります 私の読書メモに戻ります

プラウザの「←戻るボタン」で戻り下さい

私の読書感想メモ

司馬遼太郎著−歴史を紀行する

土佐、会津、鹿児島、萩など、かつて自らの小説の舞台になった各地を、歴史小説の大家が探訪して
歴史と風土と人について、様々に思いをめぐらせた最良の紀行文学

竜馬と酒と黒潮と−高知
★ 国税庁の調査では酒一人あたりの消費量が日本一
★ 酔っての刃傷沙汰の件数が日本一
 その非業の者に対して好感を持つ
★ 人工密度に比して日本一多い職業は弁護士だという−黒白を争ってやまず。
★ おそるべき平等思想
  藩主・山内家の祖・一豊は尾張人であり、遠州掛川からの関が原の功によって一躍土佐24万石に封ぜられたが、その新規の家臣団は上方以東において微募した。このため土佐長曽我氏の遺臣と号する土着土佐人との間に、潜在的・又は顕在的抗争が300年繰り返された。

司馬 遼太郎【著】 歴史と小説
河出書房新社 (1996-03-05出版)
歴史・日本人・文明・創作。
巨匠の原点を明す初期エッセイ集成。

新選組
土方歳三の家
幕末のこと
竜馬の死
維新の人間像―萩原延寿氏との対談
清沢満之のこと
ある情熱
市民の独語
日本史のなかで暮らして思うこと
先祖ばなし〔ほか〕

おりょう
「まことにおもしろき女にて」とは竜馬が手紙にて乙女に紹介たおりゅうの人柄であるが
竜馬の目から見たらきらきらと輝いて見えたおりゅうの性格は、他の者の冷静な目からみれば
その新しさは単に無知であり、その大胆さは単に放埓なだけであった。
おりゅうの面白さは竜馬の中にしか棲んでいない。
高知を出てから京都・東京・放蕩の果てに横須賀に住み、66歳で亡くなる。
・千葉さな子
独身で世を終わった。維新後華族女学校の世話をして生徒には人気があったという。
「坂本龍馬の婚約者でした」

歴史のなかの邂逅〈1〉空海‐豊臣秀吉

中央公論新社 (2007-04-25出版)

倭の印象―倭人
生きている出雲王朝―出雲族
ああ出雲族―出雲族
叡山―最澄
わが空海―空海
『空海の風景』あとがき―空海
高野山管見―空海
ぜにと米と―平清盛/足利義満/青砥藤綱
平知盛―平知盛
三草越え―源義経〔ほか〕
歴史小説の巨人が遺した人物エッセイを時代順に集大成。第1巻には古代の倭人から、全国統一を成し遂げた豊臣秀吉までを収録。

細川、幽斎ー
室町将軍家の第13代将軍足利義輝に仕え、その死後は第15代将軍足利義昭に仕え、
後に織田信長、豊臣秀吉、徳川家康に仕え重用された。丹後宮津11万石の領主である。
近世歌学を大成させた文化人

三淵晴員の次男で、母は著名な儒学・国学者清原宣賢の娘。和泉半国守護で伯父にあたる細川元常の養子になった。
嫡男に細川忠興がいる。