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私の読書感想メモ

寮 美千子著 マザー・テレサへの旅―ボランティアってだれのため?

学習研究社 (1997-12-02出版)

なべの中でぐつぐつと煮えたぎっているような街、インドのカルカッタ。
飢え、貧困、死、そしてマザー・テレサの愛。
筆者は、そのまっただなかで、ボランティアの意味を問いつづける。
小学校中学年から。

カルカッタの『マザー・ハウス』へ
『マザー・テレサとともに働く人』とは?
世界最悪?の都市へのバカンス計画
「インドはすごいよ。」
飛行機のなかはもうインドだった
すべてがまじりあったカルカッタのにおい
陶器のかけらがちりばめられた床
植民地支配の根拠地だったカルカッタ
人間であふれかえった廃墟
大地主の蔵にねむっていたごうかな馬車〔ほか〕
ノンフィクション

煮えたぎったなべの中のように,混とんとしたカルカッタで,生がいをボランティアにささげたマザー・テレサと出会う
筆者の感動。
マザー・テレサ
カトリック教会の修道女にして修道会「神の愛の宣教者会」の創立者。コルカタ(カルカッタ)で始まったマザー・テレサの貧しい人々のための活動は、
後進の修道女たちによって全世界に広められている。マザーというのは指導的な修道女への敬称であり、テレサというのは修道名である。本名アグネス・ゴンジャ・ボヤジュ。カトリック教会の福者。

生前からその活動は高く評価され、1973年のテンプルトン賞、1979年のノーベル平和賞、1980年のバーラ・ラトナ賞(インドで国民に与えられる最高の賞)など多くの賞を受けた。
1996年にはアメリカ合衆国の名誉市民に選ばれている。(アメリカ名誉市民はわずか6人しかいない。)2003年10月23日、教皇ヨハネ・パウロ2世によって列福された
インドの政府観光局
カルカッタはど人間の五感におそいかかってくる都市はない。
ここでは生き延びることがすでに一つの芸術である。
1952年、路上で死にそうになっている人を連れてきて、最期をみとるための施設「死を待つ人の家」
私は皆さんが考えておられるようなノーベル平和賞の受賞者にはあたいしません。
 でも、だれからも見捨てられ、愛に飢え、死に瀕している世界のもっとも貧しい人びとにかわって賞を受けました。
 私には、受賞の晩餐会は不要です。
 どうか、その費用を貧しい人たちのためにおつかいください。
 私にあたえられるのは祈りの場だけしかないのですから。
マザー・テレサは受賞者のための晩餐会の出席は断ったが、賞金6000ドルはカルカッタの貧しい人々のためにうけとった。
そのときのインタビューの中で「世界平和のためにわたしたちはどんなことをしたらいいですか」と
訪ねられたマザー・テレサの答えはシンプルなものであった、「家に帰って家族を大切にしてあげてください」。

受賞後も、朝4時に起床、シスター達と一緒に、路上生活者やごみ捨て場に捨てられた幼児を施設に連れてくると
いった生活をほとんど変えずに行い続けた。
親愛なる日本の子供たちへ
神様はあなたがたひとりひとりを、みんな特別にやさしく愛して下さっています。
だからいつもしあわせな気持ちでいて下さい。
そしてその幸せをあなたのおうちの人や友達、先生やまわりの人たちに
わけてあげて下さい。
どうかだれ一人として置き去りにすることがないように。
そうすれば出会ったすべての人にとってあなたは太陽の光になれます。
あなたの微笑みや優しい言葉、手助けを通じて。
どうかもっと祈って下さい。
祈りの気持ちはあなたの心を美しくさせます。
きれいな心を持つ人は神さまやほかの人を愛することができるし
みんなの役にたつこともできるのです。
あなたのために祈っています。マザー・テレサ

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