プラウザの「←戻るボタン」で戻り下さい
私の読書感想メモ
中野 孝次 (著) 幸せな老年のために―「今ココニ」充実して生きる
内容(「BOOK」データベースより) 今日をたのしみ静かな心で生を養う暮しの作法。 内容(「MARC」データベースより) 無事の仕合せ、心の充実、「今ココニ」生きる、自由を愛する、 生活の工夫などをテーマとするエッセイ。 今日をたのしみ、静かな心で生を養う暮らしの作法を綴る。 2000年〜2001年の雑誌掲載をまとめる。 |
貝原益軒「養生訓」 |
・欲多きは人の生まれつきなれば、ひかへ過すと思ふがよきほどなるべし。 ともによきほどゝ思ふよりも、ひかえて七八分にて猶も不足と思ふとき早くやむべし。 ・食する時十分と思へば、必ずあきみちて分に過ぎて病となる。 ・食すくなければ、脾胃の中に空処ありて、元気めぐりやすく 食消化しやすくして、飲食する物、皆身の養となる。 是を以病すくなくして身つよくなる。 もし食多くして腹中にみつれば、元気めぐるべき道をふさぎ、 すき間なくして食消せず。是を以のみくふ物、身の養とならず。 滞りて元気の道をふさぎ、めぐらずして病となる。 ・(人の命は我にあり、天にあらずと老子いへり。人の命は、もとより天にうけて生れ付たれども、養生よくすれば長し。養生せざれば短かし。然れば長命ならんも、短命ならむも、我心のままなり。身つよく長命に生れ付たる人も、養生の術なければ早世す。虚弱にて短命なるべきと見ゆる人も、保養よくすれば命長し。是皆、人のしわざなれば、天にあらずといへり。もしすぐれて天年みじかく生れ付たる事、顔子などの如なる人にあらずむば、わが養のちからによりて、長生する理也。たとへば、火をうづみて炉中に養へば久しくきえず。風吹く所にあらはしおけば、たちまちきゆ。蜜橘をあらはにおけば、としの内をもたもたず、もしふかくかくし、よく養なへば、夏までもつがごとし。 |
死の近くことを思え。 人皆生(しゅう)を楽しまざるは、死を恐れざる故なり。 死を恐れざるにはあらず、死の近きことを忘るるなり(徒然草) |
風の良寛
集英社 (2000-12-20出版)
なぜ今良寛か
良寛に惹かれて
無為
修行(一)
棄てるということ
愚の如くして道転寛し
生涯、何の似る所ぞ
情の深さ
修行(二)
生を楽しむ
弱い身にもかかわらず
天真に任す
晩年の花やぎ
現代と良寛
「優遊=乞食のための瓶一つ、鉢一つだいて、何もない生活だが心は優遊 「今、ココにを大切に」 人は自分を意志によって支えようとしない限り、限りなく堕落し、だらしくなっていく。 瀟洒=きれいさっぱりで何もない。 テレビやネットの外界で逃げていたら、そこには自然が入る余裕がない。 仏が入るー無為の時間 |