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私の読書感想メモ


中川恵一  養老孟司 和田秀樹【著】 命と向き合う―老いと日本人とがんの壁

日本の社会と医療の根底にある「ヘン」、それは老いとその先にある死を認めないこと。
いまや世界一の長寿国であると同時に、世界一のがん大国となった日本。
しかし、人は永遠には生きられません。
人間の死亡率は100%です。
「死ぬこと、生きること」を改めて考えます。


第1部 日本人とがんの壁(中川恵一)(日本人とがん;正しくがんと向き合う ほか)
第2部 対談・現代ニッポン人論(中川恵一×養老孟司)(ひとつとして同じがんはない;寿命が無限にあれば、100%、がんはできるはず ほか)
第3部 日本人の死生観(養老孟司)(「死」を本気で思っているのか;感覚と概念ということ ほか)
第4部 対談・がんでもボケても(中川恵一×和田秀樹)(がんと認知症は似ている;マネー敗戦と日本人の死生観 ほか)
第5部 日本人と老い(和田秀樹)(いまは「老いと闘う」ことが主流;いまの老年医学に欠けているもの ほか)



ドクター中川の“がんを知る”―死なないつもりの日本人へ


日本人のおよそ2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで死亡しています―世界一の長寿国は、世界一のがん大国でもあります。
ところが、この国民病とも言える“がん”に対する知識や教育は、他の先進国と比べて遅れています。
誤解や“ウソ”もまかり通っています。
がん医療の最新情報や問題点を図やイラストを用いて分かりやすく解説しました。
“ホント”を知るための一冊です。


第1部 がんを知る(日本は世界一のがん大国;成立!がん対策基本法;がん細胞は暴走機関車;がんは一種の生活習慣病―がんの欧米化が進んでいる ほか)
第2部 がんになったら(僕は、がんで死にたい;告知を受けたら;がんの治療は一発勝負―セカンドオピニオンを大切に;情報の見分け方―商売目的かどうか注意;サプリメント類の効果は期待できない ほか)

一日5000のがん細胞
免疫細胞が殺しているおえれども無敵は無理。
がん細胞は猛烈な速さで分裂、増殖
他の場所に移転するので何倍もの栄養が必要。
著者紹介
中川恵一[ナカガワケイイチ]
東京大学医学部附属病院放射線科准教授/緩和ケア診療部部長。1960年生まれ。
1985年東京大学医学部医学科卒業、同年東京大学医学部放射線医学教室入局。
1989年スイスPaul Sherrer Institute客員研究員。2002年東京大学医学部附属病院放射線科准教授。
2003年東京大学医学部附属病院緩和ケア