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私の読書感想メモ

三島 由紀夫(みしま ゆきお、1925年1月14日 - 1970年11月25日)
劇作家、楯の会会長。本名は平岡 公威(ひらおか きみたけ)。
東京市四谷区生まれ。学習院初等科から中等科および高等科を経て東京帝国大学法学部卒。
卒業後、大蔵省銀行局国民貯蓄課に勤めたが9ヶ月で退職、作家として独立した。
代表作は『仮面の告白』、『金閣寺』、『潮騒』、『豊饒の海』。戯曲に『サド侯爵夫人』、『わが友ヒットラー』、『近代能楽集』などがある。
唯美的な作風で知られる

金閣寺
1956年、「新潮」一月号から十月号に連載。十月末に新潮社から刊行された。読売文学賞受賞作。
金閣寺放火事件に材を求め、金閣寺の美にとりつかれた「私」こと林養賢を描く。
日本の美の象徴である金閣寺を破壊する要因として敗戦をあげ、三島の戦後社会への憎悪と呪詛がこめられている。
登場人物はもとより、『私』の行動自体、多少事実を脚色している。特に顕著な部分として、終結部分で、
『私』は生きようとして小刀とカルモチン(催眠剤)を投げ捨てている(実際には山中でカルモチンを飲んだ上、小刀で切腹した)。

潮騒(しおさい)

三重県鳥羽市に属する歌島が舞台とされ(現在の神島の古名)、若い無邪気な恋人同士の漁夫と乙女が、
いくつもの障害や不運を乗り越え、成就するまでを描く。

仮面の告白
しかし全般的に評価そのものは高く、三島の作品では異例とも言える5回もの映画化がなされ、現在次作の検討が成されている
『仮面の告白』(かめんのこくはく)は三島由紀夫による長編小説である。1949年7月に河出書房から本人初の書き下ろし小説として刊行された。
ちなみにこの時の担当編集者は坂本龍一の父、坂本一亀である。

「私」による一人称、告白体の形式によって、「私」の生い立ちから青年期までを描いていく三島の自伝的小説である。
祖母を中心とした家族との関わり、学習院における同性愛的経験、友人の妹との恋愛と裏切りなどの出来事が、
第二次世界大戦期、戦後期の時代背景の中に描かれている。
当時、同性愛というテーマを扱ったことはセンセーショナルな話題を呼び、この作品は三島を一躍有名作家とした。

三島由紀夫レター教室

筑摩書房 (1991-12-04出版)
職業も年齢も異なる5人の登場人物が繰りひろげるさまざまな出来事をすべて手紙形式で表現した異色小説。
恋したりフラレたり、金を借りたり断わられたり、あざけり合ったり、憎み合ったりと、もつれた糸がこんがらかって…。