私の小さな旅、トップに戻ります 私の読書メモに戻ります

プラウザの「←戻るボタン」で戻り下さい

私の読書感想メモ


クライヴ・ステ−プルズ・ル−イス 著 ライオンと魔女―ナルニア国ものがたり
講談社インターナショナル (2001-01-10出版)

その学者先生のおやしきは、たいそう大きくて、長い廊下やドアが続いていて、がらんとした部屋がたくさんありました。
「家の中を探検しようよ」、そうピーターがいうと、ほかの三人の兄弟も、さんせいしました。
次から次へと部屋をまわり、ある部屋にルーシィだけが残りました。
大きな衣装ダンスしかないので、みんな出ていってしまったのです。
ドアをあけると、タンスの中に、毛皮の外套が何枚も吊るさがっています。
ルーシィはタンスの中に入りました。
まっくらな中に、二列めの外套がぶるさがっています。
それをかきわけ、二足三足、ふみこんでいきました。
すると…。
ルーシィは、知らぬ間にナルニアの森に入り込んでいたのです。
偉大なライオンのアスランがおさめるナルニア国で、ピーターやルーシィたちが白い魔女と戦う傑作ファンタジー。

ルイス,C.S.[Lewis,C.S.]
1893年、アイルランドのベルファスト市生まれ。オックスフォード大学卒業。最初は母校の、次にはケンブリッジ大学の教授となる。
専攻は中世およびルネサンス文学。著書は約40冊。
キリスト教精神に基づいた一大ファンタジーである本書「ライオンと魔女」を1950年に出版、
それから毎年、この「ナルニア国ものがたり」を書きつづけ、1956年の第7作「最後の戦い」で完結。
1957年に、カーネギー賞を受賞する。このほか、キリスト教についての作品「痛みの問題」「悪魔の手紙」、
SF「沈黙の惑星より」「ペレランドラ」、ホーソンデン賞受賞作「愛とアレゴリー」などがある。1963年に亡くなる