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私の読書感想メモ

ペーター・ヘルトリング著   ヒルベルという子がいた

ヒルベルというのは、ドイツ語の脳や知能という意味のヒルンという言葉と、うずとか混乱といった意味のヴィルベルという
言葉を組み合わせたもので、頭がうずを巻いてしまった子、混乱している子、という意味でつけられている。
主人公ヒルベルはヒルベルは里親にも見放され、施設で暮らしている.色んな問題を抱えてしまった子どもの世話をする
施設にいる10歳の子ども。出産の時、産道を出られず、仕方なく鉗子で引っぱり出されたためか、頭痛持ちで、時々キレたりする。
著者のヘルトリングは――
だいじなのは、ヒルベルのような、病院や施設でくらさなくちゃならない病気の子どものことを、きみたちが知るということなんだよ。
――と言います。ヒンベルは施設に入れられ、病院に送り込まれ、そして忘れさられた。

ヨーンじいちゃん

ヨーンじいちゃんはやってきた。わがままでやっかいなんだけれども、なぜか憎めない。ビキニの水着を着たり、
恋をしたりヨーンじいちゃんは活動的だ。やがてヨーンじいちゃんとお別れのときが来る。

ヘルトリング,ペーター[ヘルトリング,ペーター][H¨artling,Peter]
1933年、北ドイツ生まれ。新聞社、出版社勤務中から詩や小説を発表し、1970年頃から子ども向けの作品を書き始める