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私の読書感想メモ

鮎川 哲也【著】 黒いトランク 鬼貫警部事件簿―鮎川哲也コレクション

光文社 (2002-01-20出版)
格別の評価を得る推理小説の一大傑作。
―一九四九年十二月十日、東京・汐留駅に届いた大型トランクのなかから、男の腐乱死体が転がり落ちた!
容疑は当然、九州からトランクを発送した近松千鶴夫にかかったが…
彼もまた、瀬戸内海上に漂う死体として、岡山県で発見されたのだった!
真犯人が構築した純度百パーセントの難事件。
鬼貫警部に勝算はあるのか…!?最高傑作の呼び声高い作品を、初刊当時の形で文庫化、トリック詳解を付す。

黒い白鳥
久喜駅近くの線路沿いで見つかった射殺屍体の身許は、労使抗争に揺れる東和紡績の社長と判明した。
敗色濃厚な組合側の妄動か冷遇の憂き目に遭う新興宗教かとかれるが捜査は膠着。
一条の糸を手繰って京都から大阪、そして九州へ向かう鬼貫警部が香椎線終着駅の町で得たものは?
 第十三回日本探偵作家クラブ賞受賞作。