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私の読書感想メモ
大江健三郎著 「自分の木」の下で
朝日新聞社 (2001-07-01出版)
なぜ子供は学校に行かなくてはいけない?素朴な疑問に、ノーベル賞作家はやさしく、深く、思い出もこめて答える。
子供から大人までにおくる16のメッセージ。
心の底にとどまる感動のエッセイ。
なぜ子供は学校に行かねばならないのか
どうして生きてきたのですか?
森でアザラシと暮らす子供
どんな人になりたかったか?
「言葉」を書き写す
子供の戦い方
シンガポールのゴムマリ
ある中学校での授業
私の勉強のやり方
人の流れる日
タンクローの頭の爆弾
本を読む木の家
「うわさ」への抵抗力
百年の子供
取り返しのつかないことは(子供には)ない
「ある時間、待ってみてください」
祖母の話ーそれぞれ「自分の木」と決められている樹木が森の高みにある。 人の魂は「自分の木」の根元から人間としての身体に入る。死ぬときは戻る 「自分の木」はjこれから死ぬときに魂の目をあけていたらわかる。 たまたま森に入って「自分の木」の下に立っていると年をとった自分に会うことがある |
新しい人よ眼ざめよ
障害を持つ長男イーヨーとの「共生」を、イギリスの神秘主義詩人ブレイクの詩を媒介にして描いた連作短編集。
作品の背後に死の定義を沈め、家族とのなにげない日常を瑞々しい筆致で表出しながら、
過去と未来を展望して危機の時代の人間の<再生>を希求する、誠実で柔らかな魂の小説。大佛次郎賞受賞作。