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私の読書感想メモ

石原 慎太郎【著】 老いてこそ人生
幻冬舎 (2002-07-10出版)


どんなドラマでも最後の幕が一番実があり、感動的なものだ。
老いゆく者への、鮮烈なメッセージ。

老いには、目を据えて立ち向かえ
人はなぜ走るのか
肉体への郷愁
色即是空
自殺するヒーロー
耳鳴りのショック
脳幹のつくる人生の幅
脳幹の大きな意味
病気をどう克服するか
古今、二人の名医〔ほか〕

石原慎太郎[イシハラシンタロウ]
1932年神戸市生まれ。一橋大学卒業。55年、在学中に執筆した「太陽の季節」により第1回文学界新人賞を受賞。翌年同作品で芥川賞を受賞。著書に『化石の森』(芸術選奨文部大臣賞受賞)『生還』(平林たい子賞受賞)など多数
信長が桶狭間の戦いの前に舞った
「敦盛」
人間50年 下天の内をくらべれば 夢幻のごとくなり
ひとたび生をうけ、滅するもののあるべきか
これぞ菩薩の種ならむ これぞ菩薩の種なる」
円谷選手−自衛隊の宿舎のベットで手首を切る
「父上様、母上様幸吉はもうすっかり疲れきってしまって走れません。
幸吉は父・母上様の側で暮らしとうございました」
ヘミングウェイ
「自分の肉体が意志どおりに動かなくなったら人間は生きていても仕方がない」
河口のボ−トの上で拳銃に銃口を口に、足の指で引き金を引いて自殺した。
アンドレ・マルロ−「王道」
”死・死などありはしない。ただ俺だけが死んでいくのだ”
野口晴哉「活元運動」 ・熊井滋「気功」 
賀屋興宣(かやおきのり)
「人間死にますとね、一人で暗い道をどこまでも歩いていくんですなぁ。
そのうちに残された家族は私のことを忘れてしまう。
第一、彼等も忘れなけりゃやっていけませんよね。
しかしそのうちに当の自分も自分のことを忘れてしまうんですよ。
それでねいかなる意識においても雲が消えるみたいに消滅してしまう。
だから死ぬということは、ま、つまらんことなんですね」

人生への恋文―往復随筆
石原 慎太郎 (著), 瀬戸内 寂聴 (著)

混沌とした現代に、時代を代表する著者ふたりが贈る、
人生への味わい深いメッセージ。
ふたりの往復随筆を収録。『家庭画報』連載に加筆訂正し単行本化。
2003年11月
管理人より
いいなぁこの言葉。

開高健 「明日世界が滅びるとも 今日、君はリンゴの木を植える」

風の味わい(石原)
「春は花、夏ほととぎす秋は月、冬雪さえてすずしかりけり」−道元禅師
日本ならでわの四季に応じた風の風情があるのに、それを感じいることがないのは勿体ない。
それを楽しむには生活の中で余裕を持って生きることだ。

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