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私の読書感想メモ


綾小路 きみまろ  有効期限の過ぎた亭主・賞味期限の切れた女房



活字であるにもかかわらず、彼独特の口調や間が非常によく再現されており、
これによって彼の話芸が非常に練り込まれ、完成されたものであることが改めて認識させられる。
軽いオチを畳みかけたかと思えば、伏線を引いていってからから大きく落とす。その絶妙のさじ加減は、テレビで主流となっているアドリブ芸とは一線を画している。
「みなさんお元気でしょうか? お元気だからおいでくださったのです」
「若いとき、男性に、よく声をかけられましたね、奥さん、その顔で。
いま、声をかけてくれるのはおまわりさんくらいです」―
「どうせ皆年をとればこんなものなのだから、無理せず楽しく生きましょう」と
言外に訴えかける。
それは単に性格の違いだけではなく、彼の話芸へのこだわりがそうさせているように思えてならない。
2003/12/02
綾小路 きみまろ
1950年、鹿児島県生まれ。本名:仮屋美尋。拓殖大学商学部卒業。日本一の司会者を目指すが、巧みな話術を買われ、かつて有楽町にあった日劇への出演をきっかけに、日本を代表するさまざまな劇場に出演。森進一、小林幸子など大物演歌歌手の専属司会を経て、疲れた中高年を題材とした毒舌漫談師として独立。その語り口は立て板に水、しかも口跡の調子テンポともにユニークで、観客を爆笑の渦に巻き込む。舞台の予約は半年先までうまっているほどの人気を誇る。あんまマッサージ師の免許を持つ。(社)落語協会会員
自分の三段腹をみつめて、若いときのウエストに戻りたい。
テレビショッピングで健康器具を買い求め、一生懸命やったのは三日だけ。
そのあと二日寝込んであ−こんな辛い思いをして、いまさらきれいになったところで
お見合いする訳でもない、結婚する訳でもない。
もっと無理しないで痩せる方法はないかしら。