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私の読書感想メモ

ハンス・クリスチャン・アンデルセン
、1805年4月2日 - 1875年8月4日)は、デンマークの代表的な童話作家、詩人である。
死去するまでの間に多くの童話を発表しつづけた。アンデルセンの童話作品はグリム兄弟のような民俗説話からの影響は少なく、創作童話が多い。
70歳の時に、肝臓癌のため死去する。
生涯独身(未婚)であった。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%87%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%B3

1805年4月2日にフュン島の都市オーデンセで、22歳の病気の靴屋の父と数歳年上の母親の家で生まれる。彼の家は貧しく一つの部屋で全員が眠った。
アンデルセンは、両親の愛と母親の盲信によって育てられ、若い頃から想像力を発揮した。


赤い靴
貧しい少女カーレンは、病気の母親と二人暮らし。ある日、靴を持たない彼女は足に怪我をしたところを靴屋のおかみさんに助けられ、赤い靴を作ってもらう。
その直後、看病も虚しく母親は死んでしまった。カーレンは母親の葬儀に赤い靴を履いて出席し、それを見咎めた老婦人は彼女の境遇に同情して養女にした。

裕福な老婦人のもとで育てられたカーレンは、町一番の美しい娘に成長した。ある日、靴屋の店先に綺麗な赤い靴を見つけたカーレンは、老婦人の目を盗んで買ってしまう。
戒律上、無彩色の服装で出席しなければならない教会にもその赤い靴を履いて行き、老婦人にたしなめられる。
それでもカーレンは教会に赤い靴を履いていく。老婦人が死の床についているときにさえ、カーレンはその靴を履いて舞踏会に出かけてしまう。
すると不思議なことにカーレンの足は勝手に踊り続け、靴を脱ぐことも出来なくなる。
カーレンは死ぬまで踊り続ける呪いをかけられたのだった。
夜も昼もカーレンは踊り続けなくてはならなかった。カーレンが看病しなかったばかりに亡くなった老婦人の葬儀にも出席できず、身も心も疲弊してしまう。
とうとう呪いを免れるため首斬り役人に懇願して両足首を切断してもらう。すると切り離された両足と赤い靴はカーレンを置いて、踊りながら遠くへ去ってしまった。

心を入れ替えたカーレンは不自由な体で教会の慈善活動に励む毎日を送る。
ある日、眼前に天使が顕現し、罪を赦されたことを知ったカーレンは、法悦のうちに天へ召されていった。

みにくいアヒルの子
アヒルの群の中で、他アヒルと異なった姿のひなが生まれた。アヒルの親は、七面鳥のひなかもしれないと思う。
周りのアヒルから、あまりに辛く当たられることに耐えられなくなったひな鳥は家族の元から逃げ出すが、
他の群れでもやはり醜いといじめられながら一冬を過ごす。生きることに疲れ切ったひな鳥は、殺してもらおうと白鳥の住む水地に行く。
しかし、いつの間にか大人になっていたひな鳥はそこで初めて、自分はアヒルではなく美しい白鳥であったことに気付く。

マッチ売りの少女
年の瀬も押し迫った大晦日の夜、小さな少女が一人、寒空の下でマッチを売っていた。
マッチが売れなければ父親に叱られるので、すべてを売り切るまでは家には帰れない。
しかし、街ゆく人々は、年の瀬の慌ただしさから少女には目もくれず、目の前を通り過ぎていくばかりだった。

夜も更け、少女は少しでも自分を暖めようとマッチに火を付けた。
マッチの炎と共に、暖かいストーブや七面鳥などのごちそう、飾られたクリスマスツリーなどの幻影が一つ一つと現れ、
炎が消えると同時に幻影も消えるという不思議な体験をした。

天を向くと流れ星が流れ、少女は可愛がってくれた祖母が「流れ星は誰かの命が消えようとしている象徴なのだ」と言ったことを思いだした。
次のマッチをすると、その祖母の幻影が現れた。マッチの炎が消えると、祖母も消えてしまうことを恐れた少女は慌てて持っていたマッチ全てに火を付けた。
祖母の姿は明るい光に包まれ、少女を優しく抱きしめながら天国へと昇っていった。

新しい年の朝、少女はマッチの燃えかすを抱えて幸せそうに微笑みながら死んでいた。
人々は、この少女がマッチの火で祖母に会い、天国へのぼったことなどは誰一人も知る由はなかった。

親指姫
親指姫は、チューリップの花から生まれた親指ほどの大きさしかない小さい少女である。
ある日、ヒキガエルに誘拐されてしまう。魚達の助けで何とか脱出するものの、
その後、コガネムシに誘拐され、更に置き去りにされてしまう。秋になり、親指姫はノネズミのお婆さんの許に居候する。
しかし、隣の家の金持ちのモグラに結婚を強要される。しかしモグラの家にいた瀕死のツバメを介抱し、
結婚式の日に親指姫はツバメと共に、花の国へ行く。そこで親指姫は、花の国の王子様と結婚する。

とび出した五つのエンドウ豆

]ひとつのさやの中に五つのエンドウ豆が並んで収まっていた。エンドウ豆たちは皆緑色をしていたため、世界中が緑色だと思っていた。
彼らはやがて熟して黄色くなり、人間の手によってさやごともぎ取られ、子どもの手のひらに転がり出た。エンドウ豆たちは、だれが一番遠くまで行くかを話した。

一つ目のエンドウ豆は子どもの豆鉄砲で打ち出され、どこかに飛んでいってしまう。二つ目も打ち出され、いなくなってしまう。
次の二つは子どもの手から転がり落ちたが、やはり豆鉄砲で打ち出されてしまう。
最後のエンドウ豆は打ち出されて屋根裏部屋の窓の下に飛んでいった。そこには風に吹かれた土がたまっており、エンドウ豆はその上に落ちた。
屋根裏部屋には貧しい母親と病気でベッドから起き上がれない娘が住んでいた。
ある日娘が窓の外を見ると、土の上に落ちたエンドウ豆が葉を出しているのが見えた。
母親は娘のためにエンドウ豆がよく見える窓際にベッドを移す。エンドウ豆は日一日と成長してゆき、それを眺めて暮らす娘も元気を取り戻していく。
そしてついに、エンドウ豆は花を咲かせる。


人魚姫

人魚の王の6人の娘たちの内、末の姫は15歳の誕生日に昇っていった海の上で、
船の上にいる美しい人間の王子を目にする。嵐に遭い難破した船から溺死寸前の王子を救い出した人魚姫は、王子に恋心を抱く。
その後偶然浜を通りがかった娘が王子を見つけて介抱した為、人魚姫は出る幕が無くなってしまう。
人魚は人間の前に姿を現してはいけない決まりなのだ。だが彼女はどうしても自分が王子を救ったと伝えたかった。

人魚姫は海の魔女の家を訪れ、声と引き換えに尻尾を人間の足に変える飲み薬を貰う。
その時に、「もし王子が他の娘と結婚すれば、姫は海の泡となって消えてしまう」と警告を受ける。
更に人間の足だと歩く度にナイフで抉られるような痛みを感じるとも。
王子と一緒に御殿で暮らせるようになった人魚姫であったが、声を失った人魚姫は王子を救った出来事を話せず、王子は人魚姫が命の恩人だと気付かない。

そのうちに事実は捻じ曲がり、王子は偶然浜を通りかかった娘を命の恩人と勘違いしてしまう。

やがて王子と娘との結婚が決まり、悲嘆に暮れる人魚姫の前に現れた姫の姉たちが、髪と引き換えに海の魔女に貰った短剣を差し出し、
王子の流した血で人魚の姿に戻れるという魔女の伝言を伝える。
人魚姫は愛する王子を殺せずに死を選び、海に身を投げて泡に姿を変えた。
そして、人魚姫は空気の精となり天国へ昇っていったが、王子や他の人々はその事に気付く事はなかった。 


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