ツリガネニンジン | |||||||||||||||||||||||||||||||||
根は朝鮮人参のように肥大していることから、ツリガネニンジンの名が付けられました。 太い根には鎮咳や去痰の効果があり、地上部が枯れたころに掘り採って乾かしたものを、 煎じて服用したりうがい薬として用います。 ツリガネニンジンは、キキョウやカンパヌラに近縁の植物で、○○シャジンとつく植物の仲間になっています。 この仲間は比較的やさしい草姿で、山草として愛培されることが多い 花の形が「釣鐘」形で、白く太い根が 人参(にんじん)の形に似ていることから 「釣鐘人参」。 ここでいう人参とは野菜の人参ではなく、 薬草で名高い「朝鮮人参」のこと。 「朝鮮人参」は高価なものだが、 江戸時代にはさらに高価な薬だった。 それまでは「朝鮮人参」自体は輸入されずに、 それを乾燥または蒸した根が輸入されただけ だったので、 その根の形をたよりに 日本産の「人参」を探す試みが繰り返された。 |