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ハハコグサ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||
「御形(ごぎょう、おぎょう)」でもあり、茎葉の若いものを食用にする。 人里の道端などに普通に見られ、冬の水田にもよく出現する。 かつては草餅に用いられていた草であった。しかし、「母と子を臼と杵でつくのは縁起が良くない」として、 平安時代ごろから蓬に代わったともされているが、 実際には、出羽国秋田や丹後国峯山など、地方によっては19世紀でも草餅の材料として用いられている。 もっとも、古名はオギョウ、またはホウコである。新芽がやや這うことから「這う子」からなまったのではとの説もある。 ハハコグサの全草を採取し細かく裁断して日干しし、お茶にする。咳止めや内臓などに良い健康茶ができる。 これには鼠麹草(そきくそう)という生薬名があるが、伝統的な漢方方剤では使わない。 |